《看護師》キャリアについて考える!総合病院で働くことのメリット・デメリット

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看護師歴11年目に突入したトキです。
私の看護師歴は
総合病院5年 地方病院3年 訪問看護2年です。

同期の中には1つの病院で働き続けている子もいて、
それぞれのキャリアの積み方をしています。

私自身は、総合病院を離れてこそできた経験が沢山あり、退職したことを後悔したことはありません。

  • 現在総合病院で働いていて、今後の方向性を悩んでいる
  • 総合病院の勤務歴はないけど、働いてみたいと思っている
  • とにかく転職を考えている
  • 進路に迷っている、看護学生

総合病院の勤務歴は5年ですが、その期間はとても濃厚な期間でした。

経験をしたからこそ言える
総合病院のメリット・デメリットを考えてみました。
私なりですが、キャリアについての考え方などもまとめています。

これからのキャリアの積み方で悩んでいる人の、お悩み解決の参考に
少しでもなれば嬉しいです。

目次

総合病院で働くメリット

入職時のフォロー体制が整っている所が多い

看護師になりたての方も中途採用の方も、初めての環境に出ていくには不安があると思います。
総合病院は、病院それぞれのカリキュラムがあり、プリセプター制度を導入している病院がほとんどです。

新しい環境もフォローしてくれる人がいるだけで、安心要素になりますし、
1年の行動計画もはっきりとしているので、学習の方向性がわかりやすいと思います。

1病棟に何人か配属されることが多いので、同期と切磋琢磨しながら働くことができます。

トキ

私自身も同期がいてくれたから頑張れた事は沢山あります!
課題の提出日を確認しあったり、怒られた時は慰め合ったりしたものです。涙

看護技術がしっかりと身に付く

日々変化する医療現場では、看護技術のマニュアルが変更になることがよくあります。
総合病院は、マニュアルの変更が早いため、常に最新の知識を得ることができます。

地方中小病院だど、新しいマニュアルを導入したいけど、物品を取り入れる予算がなかったり、周知までの話し合いのスピードがゆっくりなため、やや古い知識で統一されていることもありました。それに、変更に消極的な考え方の人もいて、適応されるまでに時間を要すると感じることもありました。

新しい技術を身につける習慣をつけることができるので
転職しても安心して業務に臨むことができますし、変更にもすぐに対応できる力が身につきます。

異動して別の領域を学ぶことができる

私が働いていた病院は、年度末が近づくと異動希望用紙が全員に配布されていました。師長さんと面談し、来年度の異動希望を聞く病院もあるそうです。

同領域である程度働いたら、他にも学びたい事が出てくると思います。
同じ病院で働きながら、新しい分野に踏み出すことができます。行った先には、知り合いや同期がいるので、少しでも安心して働くことができると思います。

予期せぬ異動で驚くこともあります。辞令の降りる3月下旬になると、病棟は少しそわそわします。それを感じると年度末だなと実感していました。

給料が安定している

総合病院で働くメリットで一番大きいのはここだと思います。
通常は日勤・夜勤があるのが当たり前です。夜勤をすると給料も増えます。

また、ボーナスもしっかりと確保されている病院が多いので、結果として年収は高めで安定していると言えます。

トキ

地方中小病院とは、月収は少し減るくらいで大きな違いはないですが、ボーナスが総合病院に比べると少ないです。私は転職をして100万くらい給料が減りました。笑

福利厚生がしっかりしている

病院によっても違いますが、
住居手当が多く、3万円近く補助が出る所もあります。
子ども連れの方は保育所が設備されていたり、リハビリ室でトレーニングが行えたり、厚生年金もしっかりと掛けてあります。

また、財形貯蓄制度と言って、給料から天引きで一定額ずつ貯蓄できる制度を利用することもできます。金利が非課税になったり、利率が多かったりするので、貯蓄に余裕のある人はおすすめです。家を建てたいと思っている人は、利用しない手はないと思います。

仕事好きな人が多く、仕事に対しても姿勢を学べる

総合病院で働き続けている人のパターンはいくつかあって
・仕事に取り組む姿勢が熱い人(根が真面目型)
・将来管理職になると燃えている人(熱血型)
・異動を繰り返しマイペースにキャリアを積み重ねている人(自由形)
(私が個人的にそう呼んでいます。笑)

色々な姿勢の人がいるので、人間について考えられると思います。
地方病院にもお局と言われる方はいますが、
総合病院は、特に変わった人が多い印象です。

いい意味でも悪い意味でも、人から学べる事が多いです。
意思の強い看護師が多いので、女子の世界だと実感できます。

反面教師の方もいますが、
『あの人みたいになりたい!』と、自分の目標の人も見つけやすいです。

転職に有利

総合病院で少なくとも3年働いていると、技術にも看護にも少し自信が持てます。
転職先でも、学びが生きてくるので、色々な困難を乗り越えやすくなります。

転職して感じた事は、総合病院で頑張っていた期間は、転職しても無駄にはならないということでした。

看護学生で就職先を悩んでいる人は、病院も大中様々ですが、総合病院で3年位経験することをお勧めします。

私は最初の5年を総合病院で過ごしたから、その後問題なく転職活動ができたと思うくらい、強みになっています。

総合病院で働くデメリット

研修会や病棟会が多い

研修会・病棟会ともに月1回はあります。
夜勤明けや休みにも参加しないといけないものもあり勉強になるとはいえ、しんどいなと感じることはあります。

自分が仕切る立場にもなると、準備・片付けなどもあって拘束時間が長くなってしまいます。

病棟会は参加せず議事録を読むでも対応できますが、毎度不参加も難しいので
できれば勤務日であって欲しいと願っていました。

カリキュラムの中に必須研修なども多くあり、
病院独自のものや学会、看護協会の研修に参加など生涯学習だなと痛感します。

年数が上がるにつれ、委員会や新人教育などの仕事が多くなる

3年目ごろから委員会や病棟行事の係りを任せられるようになります。
任せてもらえる立場になるのは喜ばしいことですが、

研究や病棟会の研修準備、新人教育や看護学生指導などが入ってきて
日々の業務+αの業務が増えるので正直手一杯です。

だからと言って、給料がすごく増えるわけではありません。
一人で業務を成し遂げる訳ではなく、協力して行いますが、
日々の業務の責任でストレスもあるので、体調を崩してしまう人もいます。

達成感を味わえるので、多重課題をこなしてなんぼ!ってタイプの人には
総合病院はとても向いていると思います。

仕事がとにかく多忙、残業が多い

上記でも挙げたように、看護師はとにかく忙しいです。
スケジュール遂行だけでなく、緊急入院やナースコールの対応、イレギュラーな処置、時には転倒などでインシデントレポートの提出。泣
医師や師長への状況報告。などなど、挙げても挙げても尽きないくらい、仕事量は膨大です。

記録は後回しとなり、業務終了時間から記録を始めるなんてことも多々あります。

「残業代はいらないから定時で帰りたい」そう願ったことは何度もありますが、実現した事はありません。

仕事が終わっても、委員会の準備や振り返りなど、常に何かしらしないといけない課題が降りかかっています。

仕事終わったら、お酒も美味しいものも食べたくなりますよね!
仕事後の達成感が毎回すごいですよね。わかります。
私も振り返っていて、頑張っていたなと泣きそうになりました。

異動の不安が出てくる

同じ病棟で過ごしていると異動の可能性が高くなります。
希望を叶えてくれるタイプの病院なら不安はないですが、突然辞令を告げられることもあるので、「来月か手術室へ異動です」なんてこともあったりします。

異動したくない、まだここでやりたいことがある人にとっては不安要素です。

経験できる事が増えたり、新しい人間関係の築き方なども知れるので
不意打ちな異動でも、適応できれば問題ないですし、むりろプラスとなります。

デメリットでも、それをメリットにする力を身につけるチャンスと捉えるしかありません。

人間関係が複雑なこともある

メリットのところで色々なタイプの人がいると挙げたように、
この部分はメリットにもデメリットにもなる部分です。

こだわりが強い人がいる分、人間関係のトラブルも少なくありません。
病棟の特色で雰囲気が違ったり、お局が異動して雰囲気が良くなることも悪くなることもあります。

病院や業種に限らず、どこにでもお局と言われる人はいますが、
一緒に働きにくいタイプの人との夜勤は地獄です。

せめて、私自身は、一緒に働きたくないなと思われないように
周囲に気を配って行動していました。

仕事は気配りだと思っているので、
みんなが平和に過ごせるよう配慮できる人になりましょう。笑

キャリアについて考える

今いる病院で働き続けるか転職をするか、働いていると悩みますよね。

私も毎日辞めたくて、しんどくて。でも頑張ろうと思えて。
その繰り返しでした。

私は、キャリアは個人の価値観だと思っています。
総合病院で師長になりたい、転職を繰り返しても色々な経験をしたい
今は病棟勤務だけど、将来的には訪問看護がしたいなど色々です。

先生

結婚や出産、子育てなどライフスタイルはそれぞれあると思います。
その時々に合わせた働き方ができる事が『看護師の強み』です。

私の母親は看護師ではなく、パート従業員です。
『総合病院で働いて、キャリアを積む方が看護師としても、人としても立派』
という考えを持っていると思います。

総合病院を退職する時に、もったいないと散々言われました。今でも時々言われます。しかし、それは母親の価値観であって、私が従うものではありません。

私のキャリアの積み方として考えているのは

10年後、20年後何をしたいか考える事です。

子育て中かもしれないし、子育てを卒業している時期かもしれません。
その時に何をしていたいか考えてみることで、必然的に今何をしたら良いか答えが出ると思います。

☆総合病院で看護師長になりたいですか?

この質問に「はい」であれば、総合病院に長く努めるべきだと思います。

☆訪問看護ステーションの立ち上げをしたいですか?

この質問に「はい」であれば、10年位しっかり看護師キャリアを積んで、訪問看護の道に進むことになると思います。

このように、将来なにしていたいかな?と夢まではいかなくても、ぼんやり考えてみることで、今の悩みや不安が軽減するかもしれません。

偉そうなことを言いましたが、

私は10年後、フリーランスとして独立していたいなと思っています。
なので、今は病棟、緩和ケア、訪問看護など色々な経験をして、将来困らない様に日々業務に立ち向かっています。

自分に正直に向き合う事は、時にうまくいかないこともあると思いますが、
これから長い看護師人生で、支えとなる軸を持っていると
自分らしくキャリアを積んでいけると思います。

まとめ

総合病院で働くことのメリット・デメリットをまとめてみました。

総合病院で働いている同期の事は「すごいな。よく頑張っているな」と思うし
師長さんやお世話になった先輩方には頭が上がりません。

看護師の中でも特に忙しい総合病院の看護師ですが
長く続けていくことで

1)看護師として自身が持てる
2)新しい看護技術にすぐ適応できる
3)学会や看護研究に参加して、看護感を磨くことできる
4)医療知識が増える
5)総合病院で管理職になれる
 役職を持った状態で転職すると、転職先で優遇されやすい

私は管理職や研究などにはあまり興味がなく、
転職を選びましたが、それはそれで良いと思っています。

長く同じところで過ごす事が必ずしも賢いことではないですし
無意味な転職でなければ、転職を繰り返しているからダメな人ではありません。

10年、20年など将来、あの時これやっといてよかったなと
思えた人がすごい人です!

将来のために、今なにができるのか?
私自身も日々考えながら過ごしていこうと思います。

トキ

最後まで読んでいただきありがとうございました。

看護師について、その他美味しいものやうさぎの話など
マイペースに更新していきます。

よろしくお願いします^^/

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