訪問看護師の仕事はきつい!病棟看護師との違いを経験を元に解説!!

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ハリボー大好きトキです🐰

まず、私トキについて・・・
看護師歴10年以上、総合病院、緩和ケア、訪問看護領域の経験があります。
急性期から終末期まで全般的に経験し、今後はフリーランスになることを目標に日々働いています。

トキ

訪問看護についてどうのようなイメージがありますか?

一人でケアに当たるため、大変そう、しんどそう、怖いなどネガティブなイメージが先に出てきますよね。

私自身も働くまでは、そう思っていましたし、働いてからも大変と思うことは何度もありました。

実際に経験したからこそわかった、訪問看護師の良い点も説明しながら、訪問看護師は正直きついけど、それだけではない!と言うことをお伝えできればと思います。

最後まで読んでいただくと、訪問看護師のイメージが変わると思います。

こんな人に読んで欲しい!

  • 今の職場がしんどくて、訪問看護師はどうかな?と悩んでいる方
  • 興味はあるけど自分向いているのかわからない方
  • 訪問看護師にネガティブなイメージが大きい方
目次

訪問看護師の仕事はきついの?

訪問看護師の仕事がきついと理由

訪問看護師は「きつい」は本当です。実際に経験してもそう思います!
理由としては

  • ケアや症状を自分一人で観察・判断しないといけないため不安
  • 寝たきりや介助量が大きい患者のケアは身体的負担が大きい
  • 交代できないから採血やルート確保1回1回の精神的負担が大きい
  • 訪問中の利用者・家族の対応を一人で行うため、神経を尖らせる必要がある
  • 訪問時間内にケアを済ませる事に全集中や次の訪問に急いだり、常に訪問時間に追われている
  • 24時間対応のステーションは特に、オンコールの順番が定期的に回ってくる
  • 医師やケアマネ、施設職員など他職種との連携が必要

などなど挙げるときりがないです。

「1人で行動」「1人で判断」というイメージが、身体的・精神的に負担が大きく、「きつい」と感じさせる要因です。

利用者の家に訪問しケアする以外にも、移動、記録、医師やケアマネなど他職種への報連相、書類整理、オンコールが常にのしかかっていて多重課題で、病棟とはまた違った忙しさがあります。

「きつい」だけではない、訪問看護師の良い点

上記で「きつい」と言いましたが、看護師の仕事に、楽で余裕があり、やりがいも両立している仕事は、そう多くはないですよね。病棟も緩和ケアも、どの仕事もそれなりに「きつい」と思います。

トキ

訪問看護師も、
それなりに「きつい」仕事の1つにしか過ぎません。

「きつい」ことばかりでなく、実際に経験したからこそわかった良いところも沢山あります!

  • 責任感が身につき、一つ一つの観察やケアがより丁寧になる
  • ルート確保や採血などの技術が上達する(※個人差出ます)
  • 利用者・家族としっかり向き合う時間が作れる
  • ナースコールに追われなくなり、精神的な負担は減る
  • 少しイライラしても、訪問時間内の関係のため、やり過ごせる
  • 日々のスケジュール+オンコール・緊急対応もあり、柔軟性が身に付く
  • 基本1人行動で移動中の自由もあり、スタッフと関わる機会少なく、気持ちが楽

こちらも、挙げるときりがないです。

訪問看護ステーションの雰囲気や規則によって感じ方は違ってきますが、1人行動が不安やきつさを与える要因にもなっていましたが、気楽に過ごせる要素にもなります。

体格が大きい方や精神的に不安定な利用者の訪問は、看護師2人で訪問することも多いです。(複数人加算と言って、医師の許可があれば2人以上で訪問できるシステムもあります)

仕事携帯も支給があり、すぐに他の看護師の応援を呼んだり、医師にも相談できるため、1人という孤独感は少ないですし、そこまで負担を感じる必要はないです。

訪問看護師と病棟看護師の違い

訪問看護師と病棟看護師の違い

訪問看護師病棟看護師
1日の看護の対象者訪問件数
平均6件
(※ステーションにより差あり)
受け持ち人数
平均12人
(※パートナーシップ制の場合)
勤務場所主に外
利用者自宅
主に院内
人間関係・離れて仕事しているため関わり少なめ
・上下関係はあるけど、同志というイメージ
・女性現場特有のドロドロさがある
・常に誰かに監視されている感じがする
休憩時間・基本1人で存分に休める、コンビニも寄れる
だけど、トイレ探しに困る
・共同空間で休んだ気がしない
・ナースコールやオペ出しに追われる
記録携帯やタブレットがあればどこからでも入力できる病院のパソコンからしか入力できない
勤務形態日勤
オンコールあり
日勤・夜勤あり
係の業務ある
(研究は病院ほど重要視はされていない)
ある
研究もある

訪問看護師の方が働きやすい点

  • 1日のスケジュールがだいたい把握できる。(緊急対応で崩れることはあり)
  • ランチをしたり、空き時間を自由に過ごせる。(昼休憩自宅に帰ることもできる)
  • 移動時間に音楽やラジオを聴いたり、気分転換ができる。
  • 日勤だけの仕事にしては、給料は高め設定のステーションが多い。
  • スタッフと離れて仕事しているため、監視されている感じはなく、距離感を掴みやすい。
    (苦手な上司がいても、病棟に比べると関わりが少ないため、ストレスが軽減されるかも。)

病棟看護師の方が働きやすい点

  • 何事も他の看護師に相談したり、話もすぐにできる。問題解決が早くできる。
  • 特定の分野(勤務する領域)について深く知識を増やせる。
  • 夜勤をすると、給料が安定している。
  • 仕事のONとOFFの切り替えができやすい。
  • 室内仕事のため、日焼けをしない。

訪問看護師と病棟看護師どちらが働きやすいの?

訪問看護師と病棟看護師を比べ、それぞれ働きやすいと思う所を挙げてみました。

どちらが働きやすいかは、自分のライフスタイルや性格により違ってくるため、こっち!とは断定できません。

私は、看護師歴10年目、運転は好き、利用者や家族と関わることは嫌いではない、病院で働いていると外に出たい衝動に駆られるタイプなので、訪問看護師の方が向いていると思います。

訪問看護師は外で過ごしているため、夏は暑いですし、冬は寒いです。利用者宅も、エアコン・暖房がない家もあり、ダイレクトに季節を感じます。もちろん、日焼け止めを塗っても食い止められないくらいの日焼けもします。

その一方で、自由さがあり、気楽に働けるため好きです!

給料は、総合病院の病棟勤務時代と比べるとやや下がりますが、ガタ落ちという程ではなかったです。
訪問看護ステーションは、勤める場所により給料が全然違うところが面白いところです。病棟よりも多い所もあるので、気になる方は色々と調べてみると良いと思います!

訪問看護師に向いている人

訪問看護師に向いている人の特徴を挙げてみました!

  • 好奇心があり、疾患だけでなく、対象者を知ることに興味がある。
  • 愛嬌があり、良好な人間関係が築ける。
  • 挨拶ができて、常識を心得ている。
  • 行動的で、予定外のことも素直に受け止められる。
  • 看護師でも起業をしたり、何か自分の力で成してみたいと思ったことがある。

訪問看護師になるには、少なくとも一般看護技術を得ている位の経験年数を持っていることが条件である所が多いです。看護師1年目からなれないわけではありません。勤める場所により違います。

看護師1年目から訪問看護ステーションで働いている方もいらっしゃいますが、私的は少し経験を積んでから進んだ方が、総合的に疾患や状態を理解でき、適応が早いと思います。

まとめ

訪問看護師の仕事は「きつい」ですが、それだけではないということを伝えるべくまとめてきました。

訪問看護師は、

  • 忙しさにむらがあり、ゆったり過ごせる時もある
  • 病棟看護師に比べ休憩時間が確保でき、好きなものを食べられる
  • スタッフと離れて仕事できる時間が多く、人間関係の悩みは少ない
    (ステーションの管理者や同僚の人柄などタイプによって異なります)
  • 家で仕事携帯を見てしまうこともあり、ON /OFFがはっきりしない時がある
  • 看護師個人の評価が訪問看護ステーションの評判に影響するため、責任は大きい

仕事なので、メリットもあればデメリットもあります。

そのことを理解して、訪問看護師について考えてみてください!

もう一度言います。

トキ

訪問看護についてどうのようなイメージがありますか?

まだまだ、怖い・不安などネガティブなイメージはあるかもしれませんが、自由度が高く、給料も割と安定していて、なんだか楽しそうかもしれないと思ったりしていませんか?

そのように思った方はきっと、訪問看護師に向いている方です。

今すぐ転職を考えている人も、今は転職はしないけど先では考えている人も、いつか働くかもしれない仕事の一つに訪問看護師を検討してもらえると嬉しいです!

看護師については他にも記事を投稿しています。
総合病院の看護師について気になる方は、ぜひ読んでみてください。

最後まで読んでいただきありがとうございました🐰

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