うさぎは見た目からして可愛いですが、実際に飼ってみて大変だと感じた所も沢山ありました🐰
ニュースやテレビで、ペットの飼育放棄について見ることがありますが、うさぎも例外ではないです。
『イメージと違った』と先入観の違いから、手放す事を決断するようです。
そんな事が起こらないように、飼う側が正しい知識を持っておく必要があると思っています。
この記事では、うさぎの可愛い魅力を全力でお伝えしながら、注意点などを詳しく説明していきます!
この記事を読んでわかる事!
- うさぎの飼いやすい所・大変な所について
- うさぎの基礎知識や飼う時の出費について
- うさぎの可愛さや魅力がわかる
初めてうさぎを飼ってみようと思っている方の参考になります!
うさぎの種類について知りたい方はこちらもおすすめ!
うさぎは飼いやすいの?飼いやすいと感じるところ!
うさぎを飼いやすいか飼いにくいと思うかは、飼い主の生活や環境によって異なると思います。
私が飼いやすいと感じた点をお伝えします!
- 基本じっと過ごしている
- 生活リズムを把握してくれる
- 食事が単純
- 癒してくれる
①基本じっと過ごしている
うさぎの活動時間は朝方と夕方で、その他の時間はじっとして過ごすことが多いです!
休息時間の為、飼い主が構ってほしくても相手にしてくれないことがほとんどです。
飼い主の生活スタイルによっても違いますが、私の家は日中は仕事で誰もいないこともあり、日中はゲージでゆっくりするのがお決まりです。その時間はゲージを解放していても外に出てくることはほとんどありません。
個体に合わせたスタイルで、愛情を注げば大丈夫なので、うさぎの好きなように生活してもらい、それを飼い主が楽しむ感じです。
②生活リズムを把握してくれる
うさぎは、飼い主や家族の生活に慣れてくれます。
飼い主が朝起きる頃に活動をし始め、夕方学校や仕事から帰ってくる時間から再度活動を始めます。
ずっと誰かが家に居る家庭では、その環境に適応し、過ごし方を変えます。
ゲージ内で基本的には過ごし、タイミングの良い時にゲージから出してあげると、一匹でも遊んでいます!
常にゲージを解放している家庭もありますが、コードを噛んだりするので、私の家では見守りができる時にゲージ外に出していました。
実家にいる時は、母がうさぎのゲージの近くで寝ていました。
朝は目覚ましの時間より少し前に柵を噛み「そろそろ起きる時間でしょ?起きて!」と教えてくれます。
夜は電気を消すと、小屋の中ではしゃいでいても静かになり、それからもゆっくり過ごしてくれます。
うさぎは時計を見ているわけではないので、体内時計が人間の生活に慣れて、ある程度一定のリズムで過ごすことができます!
③食事が単純
ペレット
出典:イースター株式会社
私のうさぎは、バニーセレクションのペレットを食べていました。
年齢に合わせ、子ども用、大人用、シニア用など分かれています。
ネザーランドやロップイヤー専用などもあり、選ぶことができるのも良いところです!
牧草
硬いものが苦手な子も多いですが、牧草を食べることはうさぎにとっては大切なことです。
- 硬いものを食べて歯を削る
- 食物繊維を摂ってお腹の調子を整える
上記2点が摂取の大きな目的なので、うさぎに合ったものを与えるようにしましょう。
※アルファルファはマメ科の牧草で美味しいですが、栄養価が高いです。大人のうさぎに与えると肥満になったり、お腹の動きを弱くすることも考えられるので与えすぎには注意が必要です。
餌をあげると、自分のタイミングで少しずつ食べるので、時間は前後しても大丈夫です。
おやつや野菜・フルーツなども種類によっては食べる事ができます。
うちの子はいちごが大好きです!
何事もあげ過ぎはよくないので適度にあげましょう!
④癒してくれる
うさぎは飼い主と一緒に遊んだりする時間は、犬や猫に比べると短いと思います。
性格によっても違いますが、撫でられるのは好きでも抱っこされるのは嫌いな子も多いです。
基本ツンツンデレくらいに想像していると良いです!
見ているだけでも癒し、一緒に過ごしている時間を大事にしたいと思える人に向いています。
声は出せないですが、一緒に過ごしていると表情や行動である程度考えていることがわかるようになってきます。
食べている時や撫でられ待ちをしているときなど、その時々の表情があって可愛らしいです!
飼い主が帰るとゲージの入口で待っていてくれたりもして、しっかり人の認識ができます。
うさぎは飼いやすいの?飼う上で大変なところ!
うさぎのお世話で大変と感じたところをお伝えします。
飼う時に心構えとして知っておいた方が良いと思うことをまとめてみました!
- こまめな掃除が必要
- 換毛期はよく毛が抜ける、ブラッシング必須
- 体調を崩しやすい
- 診てくれる動物病院が少ない
①こまめな掃除が必要
ゲージの中やトイレ、うさぎの過ごす部屋は定期的に掃除をいて綺麗に保つようにしましょう。
うさぎは基本的に綺麗好きと言われ、トイレの位置をしっかりと覚える事ができます。おしっこはトイレ、うんちはトイレですることもありますが、無意識にゲージや部屋の中でします。
定期的にトイレシートの交換や日に1、2回はゲージの中のうんちを掃いたりする必要があります。
性質上、コロコロうんちをばら撒いてしまうのは仕方のない事ですが、訓練すると多くをトイレで出せるようになるようです。
お部屋のうんちを放置していると、人間が踏んで痛い思いをすることがよくあります。
※うんちのほとんどが乾燥して、全く臭くないです。
②換毛期はよく毛が抜ける、ブラッシング必須
うさぎは季節に適応できるように毛が生え変わる、換毛期があります。
トータルで言うと年に4回抜け替わりますが、特に大きな時期が春と秋です。
うさぎは全身を毛で覆われていて、実は2重になっています。
普段見えている長い毛の中にふわふわの毛が隠れています。
その毛が丸ごと変わり、期間は2週間〜1ヶ月です。
ブラッシングが苦手な子も多く、飼い主と逃げるうさぎの格闘になります。
服につくだけでなく、すごく細い毛なので、鼻がムズムズしたり、肌についたりします。
ゲージの中も掃除してあげないと、毛がたくさん落ちているので想像するより、この時期のケアは大変です。
③体調を崩しやすい
うさぎは自分の体調の変化に敏感ですが、それを隠そうと騎乗に振る舞う傾向にあります。
うさぎが体調を崩しやすい理由は沢山ありますが、これらが大きく影響しています。
- 歯が伸び続ける
- 腸が長い
①歯が伸び続ける
うさぎは牧草やベレットなど硬いものを食べることで、歯が削れて噛み合わせを調整しています。
飼育環境や元々の性格で、硬いものを食べなかったり嫌う子は、歯が削られるタイミングが少なくなり噛み合わせが悪くなり、不正咬合を起こします。
歯がガタガタになり、食事を食べられなくなることもあり、動物病院に行って歯を切ってもらう必要があります。
②腸が長い
人間の腸が約9mであるのに対し、うさぎの腸は約8mあると言われています。
腸が長い分、食物繊維をしっかり摂らないと詰まりやすくなります。腸が詰まってしまうと胃も動かなくなり、胃腸うっ滞を起こします。
便が出なくなり、適切な処置が行われないと、最悪のケースに至る場合もあります。
上記した換毛期も、うっ滞を起こす原因の一つになります。
体調が悪そう、いつもと様子が違うと感じたときは、すぐにサプリメントをあげたり、病院に連れて行って対策していました。
お腹の調子が悪くなった時は、お腹に毛玉が溜まった可能性を考えて、こちらの商品をあげています。
その他にも、暑さに弱いので熱中症になりやすかったり、涙管がつまり目の病気になりやすいことなどがあります。
④診てくれる動物病院が少ない
うさぎは犬・猫と比べると診てもらえるところは少ないです。
実際に私の住んでいる地域でも、「専門外だけど診ることはできます。」という病院も少なくありません。
私は車で行ける範囲に詳しく診てくれるところがあったので、安心して暮らすことができていました。
うちの子は月1で歯を切りにいきますが、同じ処置でも8000円のところもあれば1000円で行うところもあります。また、全身麻酔しないと危ないというところもありました。
動物病院は人間の病院とは違い、先生により行える処置や内容、また価格も違ってくるので、合う先生に出会えると良いなと思います。
うさぎは飼いやすいの?うさぎを飼うときの注意点
ここからは、良いところも大変なところも、感じたかは飼い主次第という事についてまとめていきます。
①懐かない⇨環境により人慣れすることはできる
犬や猫を想像していると少しイメージが違うと思います。
少しでも抱っこができたり、人好きになれば、それはそれで良いなと思うくらいがいいです。
また、犬や猫と比べると表情が少なく、声も出ないので、懐かないというイメージが大きいだけです。
可愛さは見出す事ができるかは、飼い主次第です!
うさぎは弱肉強食の世界では、弱い立場とされています。捕食されないために、警戒心が強く、人やその他の動物に慣れるまでに時間がかかります。
ゆっくりと関係を作ると、コミュニケーションの取り方も理解できます。慣れると、デレな面も見せてくれてとても可愛いです!
②ストレスを与えすぎない⇨ちょうど良い距離感を作る
「うさぎは寂しいと死んでしまうの?」とよく聞かれますが、それは違います。
うさぎはストレスに弱く、ストレスが溜まると、胃腸の調子が悪くなったり、食事を摂らなくなります。
うさぎが『孤独=ストレス』と感じることはあるかもしれませんが、それが死に直結するわけではありません。
逆に、触られすぎたり、構いすぎることをストレスと感じる子もいます。
体調が悪いことを隠す傾向にあります。理由は、体調が悪いことを外敵に知られると獲物となりやすいからです。
③多頭飼いには注意!
うさぎは弱肉強食の世界では弱い代わりに、繁殖能力を高めて生き残ってきました。
飼いうさぎだからその性質が弱いわけではありません。繁殖期は決まっておらず、一度に1〜7匹くらいの赤ちゃんを産む事ができます。その赤ちゃんも4ヶ月もすると、子どもを産めるようになります。
うさぎのオスメスは生後3ヶ月くらいで、はっきりとしてくると言われています。
1匹では可哀想と多頭飼いをしていると、大きくなって性別が違ったということも考えられるかもしれません。
多頭飼いを検討するときは、自分の飼育環境が整えられるかも考えて決めるようにしましょう。
うさぎは飼いやすいの?寿命について!
うさぎの一般的な寿命
飼われているうさぎの寿命は
基本的に5〜10年と言われています。
7〜8年と記載しているところもあって、幅が大きいと感じました。
一方で、野性のうさぎは1〜2年です。住んでいる環境や捕食されることも影響していますが、うさぎはストレスに弱く、ケアをしないと病気になりやすい体質なため、野生では長く生きられないと考えられています。
近年は、ペットフードや飼育環境の変化によって、うさぎにとっても生活しやすくなりました。
医療の発達や診てもらえる動物病院が増えていることなども寿命が伸びていることに影響しています。
インスタなどでも10歳を超えるうさぎも見るようになりました!
うさぎは人間の18歳は約1年で到達します。それからは、人年齢で表すと1年で約8歳としをとる計算となり、うさぎ10歳は人間の90歳に相当します。
世界で一番長生きしたうさぎ
オーストラリアに住んでいたうさぎで18歳を超えています。飼いうさぎではなく、野生のうさぎだった子を飼って、そこまで長く生きてしています。
うさぎは飼いやすいの?うさぎのための出費!
うさぎの出費は主に食事とケア用品です。
食費
ペレット代 1500円
おやつ代 500円
野菜・果物 (買った時に一緒に)
牧草 700円
乳酸菌サプリ 600円
食費合計3300円
ケア用品
トイレシート 400円
ゲージ用シート 300円
(ペットシート)
ケア用品合計700円
全ての合計4000円
私は保険には入っていなかったので、病院にかかるとその都度診察代を払っていました。
調子の悪い時は月に何度か病院に行くのでその分出費はでます。
採血やレントゲンを撮り、点滴などの処置をしてもらうと1万円前後かかることもありました。
まとめ
うさぎは飼いやすいの?について色々と書いてみました。
- うさぎは飼い主を認識して、環境にも慣れやすい
- ブラッシングや爪切りなど、日々のケアが大切
- 見ているだけでも可愛い、飼うとより魅力を感じること間違いなし
- うさぎは思った以上にデリケートな生き物だけど、しっかりと対策ができる
- うさぎに限らず、ペットを飼う時は、性質や飼育環境など基本的なことは知って、考えよう
うさぎを飼い始める時に私自身色々と調べて決めました。
知っていても、掃除大変だなと思うこともあったし、やんちゃな性格で手を焼くこともたくさんありました。
電化製品もコードをかじられかけて壊れかけたものもあります。
私は実家で飼っている期間が長かったので、親の力も借りながら
うさぎにとって過ごしやすい環境を整える事ができていた分、可愛いし飼って良かったと思います^^
これからうさぎを飼おうか迷っている人の覚悟を後押しできたらいいかなと思って書いたので
少しでも参考になっていると嬉しいです🐰
ぜひぜひうさぎの魅力に気づいて、可愛がっていきましょう!
最後まで読んでいただきありがとうございました🐰/
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