2024年2月11日に第113回看護師国家試験がありました!
私は看護師になって10年位が経ちますが、毎年2月になると国家試験を受けた時を思い出します。
試験の緊張感でお昼ご飯が食べられなかったことやそれまでの道のり。
今となっては笑い話になることも多いですが、しんどさは今までこれから先を考えても一番かなと思います!笑
「石の上にも3年」とことわざがありますが、私の中での3年は看護専門学校の3年間ではなく、学生2年間と看護師1年目の3年間だと思っています。
学生時代の実習も大変ですが、看護師1年目を乗り切ることも重要です。
幸い人間関係での悩みは少なかったので良い方ですが、日々の業務と想像を現実のギャップに何度も挫けそうになりました。
看護師の中にも色々な仕事があって、私自身は3つの職場で働いています。
それぞれ分野が違う仕事をしているので、経験したことを少しずつ話していこうと思います。
今回は国家試験を受けて、看護師になってすぐのこと、乗り越え方などを書いていこうと思います^^
こんな学習が必要とか、実際の医療的な知識については全く書いてないです。
これから看護師になる人や看護師を絶賛頑張っている人に少しでも共感してもらえると嬉しいです。
看護師になるまで
なぜ看護師を目指したのか?
「手に職を付けたかったから」が大きな理由です。
親から(親は看護師ではありません)の勧めではありましたが、現実的に考えて、『安定』した職業なので
将来的な安心のために目指すことにしました。
一緒に看護師になった同期には「昔お世話になった人のようになりたい」とか「人の助けになりたいから」など立派な理由で目指している人も沢山いたので、「安定のために看護師になります」とは言いにくかったのを覚えています。
でも大半の人は根底にその理由はあったと思うし、それも立派な理由だと今では自信を持って言えます。
看護師学校での苦労・・・
私は専門学校なので3年間でしたが、少人数制の学校だったので先生も厳しかったですし、人数が少ない分
学生同士の人間関係も複雑でした。
学生時代で一番しんどかったのは、実習です。実習先の看護師の方々は忙しいので、学生にゆっくりと時間を作っている暇はありません。それでも相手にして、患者さんに正しく対応できるよう調整する時間をくれます。時には厳しく指導されたりもありました。もちろん、いびられたり理不尽なこともたくさんありました。
自分の看護知識の足りなさと、振り返りの記録と毎日毎日向き合いながら、日々乗り越えるという感じでした。
もちろん学校の先生にもたくさん指導をうけます。今は思い出したくもありません。汗
看護師になるためにたくさん勉強もしますが、専門学校は何より時間が限られているので
2月国試でも前年の12月までは実習をしています。実習と勉強の両立も思い出したくないです。
何とか看護師にはなることができたので、仲間と集まった時は時々思い出して、同志同士語り合っています。
看護師になって思うこと
なり立て看護師は別の意味でメンタルが強い!
私は地方の総合病院に就職しました。新卒で30人くらいは受けている病院だったので同期はたくさんいました。
看護師になってすぐの4月は研修がメインで、まだ看護師になったと強く感じることは少ないですが
5月になってからは色々な技術の独り立ちを命じられます。
ルート確保にバイタルサインの測定、次から次へ課題が出てはクリアしての繰り返しです。
採血・ルート確保も何度も先輩の手を借りて、技術練習をします。手は震えますが、新人で怖いもの知らずの所もあるので「これから上手くなっていけばいい」そんな思いで練習に臨んでいたと思います。
今思うことは看護師になってすぐは、看護師の世界を知らない分、「学生時代しっかり勉強したから大丈夫。これから頑張っていける!」と自信があるんです。そんな思いもすぐに崩されてしまいますが・・・。
看護師になって1ヶ月が過ぎた頃には、看護師の理想と現実のギャップを感じるようになり落胆します。
職場で何より大切なもの!
看護師1年目を大きく左右するのは、自分の能力はもちろんですが、職場の人間関係だと思います。
一緒に乗り越える同期がいれば、(相手にもよりますが)助け合って支えとなります。
同期がいなければ、一番年代の近い先輩が支えになるかと思います。
私は同じ病棟に同期が4人いたので、助け合う面とちょっとライバルみたいな闘争心もありました。
プリセプターの人達も、まとめる力もあって、頼れる人達だったので、支えてもらっている感じはすごく助けられました。
至らないところは指導が強くあったり、レポートを出して指摘されやり直して、時々は褒めてくれて。
同期とも分からないことを教えあったり、話を聞いてもらったりして、毎日を乗り切りました。
もちろん怖い先輩もいました。怒られては泣きそうになることも多々ありました。
そんな時は、愚痴ります。私自身が悪いこともありますが、それでも発散せずにはいられません。
『一緒に頑張っていける人がいるかどうか』が、
看護師1年目を乗り越えるのに大きく左右される所だと思います!
同期がいなくても、
家族や友人など話を聞いてくれて、共感してくれる人がいるといいなと思います。
愚痴を言い合って、支え合った同期とは今は職場は離れてしまいましたが、今でも連絡を取り合ってご飯に行ったりしています。
看護師を続けていくのに大切なこと!
ここが一番重要だよ!
看護の仕事は、しんどいことがたくさんあって「辞めたいな」と思うことはよくありました。
「仕事行きたくないな。休む理由考えよう」と思うことは毎日あって葛藤しました!笑
それでも、病気以外で休んだことはないですが、行ったら行ったでやりがいを感じることもたくさんあるし
「今日も頑張って働いたな」と達成感も強かったです。
どの仕事にも言えることですが、仕事を続ける上ではメンタルの維持が何より大切です。
仕事がしんどいあまりに、体調を崩してしまうことはあると思いますが、それで生活を崩してほしくないです。
看護師は看護業務をタイムスケジュールでこなしていくことが簡単じゃない上に、医師や患者さんとのコミュニケーション、患者さんのケアは体力勝負、先輩達との人間関係など常に多重課題をこなしています。
イレギュラーは毎日当たり前のことで、仕事が順調に進んでいると思っても、緊急入院や手術などで、予定が崩れることは当然の世界です。
休みには楽しいことして気分転換をしましょう!仕事が終わったら、同期に愚痴を言ってスッキリしましょう。
自分が学習してないとかで、怒られた分は仕方ないですが、抱え込みすぎないように発散していきましょう。
何度か転職をして分かったことは・・・
看護師として働く場所は沢山あります。人間関係も仕事内容も様々です。
こんな看護師になりたいと理想はあるかもしれませんが、
『今の職場はしんどすぎるな』と何度も思った時は
自分のメンタルが崩れる前に、「辞めることも考えてもいいな」と思います。
今働いている職場が業界の全てではないので、自分に合った職場を探そうと切り替えも必要です!
少なからず忍耐力も必要だと思うので、周囲にも相談しながら乗り越えられる課題には乗り越えていきましょう!
看護師になって一番嫌なこと!
看護師になるとよく言われる言葉があります。
「看護師って給料良くていいよね」
私はこの言葉は大嫌いですが、タコができるくらい言われます。
その度に、イライラしますが堪えています。
確かに給料は人より良く見えます。20代前半の同じ年齢で別の仕事をしている人からすると
「多いからいいね。」そんな感覚かもしれませんが、人の命と隣り合わせで、自分の身体をすり減らして働いても
決して対価と言える額ではないのが現実です。
人より頑張っているとは言いませんが、仕事内容に見合ってないし、色々と大変だし、苦労して稼いだお金を
簡単にいいねと言ってほしくないなと思います。
それに、最初はよく見える給料も、年々少しずつしか増えないので、あっという間に「看護師給料多くていいね」と言われてた人達に年収を抜かれていきます。
10年経った今でも時々は言われますが、もう気にしないメンタルを身につけました!笑
まとめ
看護師1年目は記憶がないくらい、忙しくてしんどい日々でした。
そのくらいあっという間に過ぎていきます。
あの時間があったから今があるので頑張った自分を褒めます!
看護師になるのもなかなか大変ですが、なった後1年間は特に大変です。
2年目は先輩の目が少し離れて自由度が増す分、仕事の楽しさが少しだけ見えてきます。
3年目は役割などを少しずつ持つので、責任と自信がほんの少しつきます。
年々過ごしているうちにメンタルも看護観も強くなっていきます!
天職になっているかはまだまだわかりませんが、今できることを考えながら私自身も過ごしています。
働いていると、厳しい先輩や理不尽な患者さん、色々な人がいるんだと感じると思います。
そこを面白いなと思えたら、一年目は勝ちかなーと思います。
話は変わりますが、私は韓国ドラマが大好きでよく観ます。
今絶讃、Netflixで配信されている『ドクタースランプ』を見ています。
出典:Netflix
舞台は看護師ではなく医師の世界ですが、笑あり、涙あり?時には共感したりとにかく面白いです!
現段階(R5.2月)はまだ配信中なので1週間の楽しみにしています^^
もしよければ見てみてください。少し日々の疲れから解放されるかもしれません!
長くなりましたが、看護師の仕事はとにかく大変です。
このブログと通して言いたかったことは、
看護師を辞めたいと思ったことがある人は8割くらいだそうです。
想像通りです!笑
辞めたい、しんどい、つらいは常に思うことで、
頑張っているのは自分だけじゃなくて、みんな同じように思いながら働いているんだということです。
無理し過ぎず、自分のスタイルを見つけていきましょう。
看護師になってからも色々ありました。
職場のことや働いてきた分野のことなども、記事にしていこうと思います。
コメント